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また、本試験に先立って、11人のボランティアにEC-12頼粒600mgを2カ月間、毎日摂取させたところ、9人が排便状況の改善を体感した。
牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなる「乳糖不耐症」の人でも、乳酸菌は乳糖を分解するので、下痢や腹痛をおこしません。
ヨーグルトなどをうまく利用するといいでしょう。
原因不明の本態性高血圧に高血圧は英語で「SilentKiller」と呼ばれています。
よく、高い水圧がかかりっぱなしのホースにたとえられます。
水を出す蛇口が血液を送り出す心臓、ホースが血管と考えればわかりやすいでしょう。
年中、血管が緊張状態にあると、いつしか内壁がもろくなり、また詰まりやすくなります。
これが動脈硬化であり、脳卒中や心臓疾患がおこりやすくなることが知られています。
慢性的に血圧が高くても安定していれば自覚症状が乏しいので、手遅れの場合は命取りになりかねない疾患です。
日本では、壷以血圧成人は3500万人にのぼると推定されています。
その8-9割が本態性高血圧と呼ばれるタイプです。
遺伝要素に肥満やたばこ、酒、ストレスなど、なんらかの環境因子が加わったもので、加齢とともに増えます。
もう一つは、腎臓や内分泌系疾患にもとづく二次性高血圧と呼ばれるタイプです。
こちらは薬で原因となる病気を治療しますが、原因がはっきりしない本態性高血圧は、降圧薬による薬物療法や食事療法などの対症療法をとります。
長期摂取ができるサプリメントも有効です。
最近は乳酸菌飲料や清涼飲料のかたちをした高血圧用トクホも増えています。
その多くには、ペプチドが入っています。
ペプチドは、タンパク質を構成する最小単位のアミノ酸が2個以上、だいたいは数十個ほど集まったものです。
複雑な組成で種類も多様、その作用も多彩です。
高血圧によいペプチドは、牛乳や発酵乳、イワシやマグロの魚介類、コーン、米、大豆などのタンパク質を酵素処理すると得られます。
これらのペプチドが高血圧を改善するのは、昇圧物質をつくる酵素の作用を阻むからです.生体内で血圧を上げるのはアンジオテンシンIも赴いう物質で、これはアンジオテンシン変換酵素(ACE)Iにはたらいて生成され、アンジオテンシンまたACEは、血管を拡張てくれます。
ペプチドはACEのこれら両面の作用を邪魔することで、血圧の上昇を抑えてくれるのです。
日本におけるヒト試験をみてみましょう。
次の試験では、高血圧症者に対する改善効果が確認されています。
正常高値血圧者の男女106人を2群に分け、1群にはラクトトリペプチド1.87mgを含む液状ヨーグルト(150g)を朝夕1本ずつ、12週間摂取させ、もう1群にはプラセボ飲料を同様に摂取させ、二重盲検試験を実施した。
その結果、試験食群では、収縮期血圧は摂取後4、6、10、12週目に、拡張期血圧は6、10、12週目に有意に低下した。
摂取12週間後の血圧は摂取開始日に対して、収縮期が-6.1±5.7、拡張期が-3.8±6.3mmHg、それぞれ下がった。
空咳、消化器症状などの有害症状はなかった。
高血圧者30人を2群に分け、1日95mlの酸乳とプラセボ飲料を8週間飲ませた。
その結果、飲用4週間後、8週間後に、収縮期、拡張期ともに有意な血圧低下がみられた。
また、飲用をやめた4週間後にも効果が持続していることが認められた。
試験に用いられた酸乳、つまり乳酸菌飲料から得られる発酵乳を製造する過程で特定の乳酸菌酵素が酸乳に作用してつくられます。
これまでの研究で、おだやかな血圧降下作用があり、しかも正常者には作用しないことがわかっています。
後者の試験では、飲用中止後も効果がつづく点が注目されます。
一月近くたっても血圧を下げてくれているのですから、ありがたいですね。
また、次のような安全性試験も実施され、副作用のないことが明らかになっています。
正常血圧〜軽症高血圧者43人の男女を2群に分け、1群にはラクトトリペプチド3.07mgを含む野菜果実飲料(1本200ml)を食事のたびに1本、合計1日3本、4週間連続して飲ませ、もう1群にはプラセボ飲料を同様に飲ませ、二重盲検試験を実施した。
試験食群のラクトトリペプチドの1日摂取量は、通常摂取目安量の3倍にあたる。
この結果、読験群の血圧値は摂取4週間後に有意な低下(収縮期で-4.0±6.9、拡張期で-3.8±5.3mmHg)がみられたが、過剰摂取で懸念される急激や過度の血圧低下はみられなかった。
摂取期間中に試験食群の4人に悪心・下痢などがあったが、一過性のものであり、無処置で回復した。
脈拍、血液、尿の各検査でも異常は認められず、有害事象もみられなかっ魚介類のペプチドにもこれと同じようなはたらきがあります。
イワシタンパク質由来のサーディンペプチドと、かつお節オリゴペプチドの試験例を紹介しましょう。
未治療の正常高値血圧、軽症および中等症高血圧者の男女88人を2群に分け、1群にはイワシ由来ペプチドを400μg含む錠剤型食品100Omgを毎朝、12週間続けてとらせ、もう1群にはプラセボ食品を同様にとらせて、二重盲検試験を実施した。
その結果、試験食群では収縮期血圧において摂取2週間後から12週間後まで一貫して有意な低下がみられ、拡張期血圧においても摂取8週間後に有意な低下がみられた。
試験食摂取による脈拍数、体重、肥満指数、血圧検査値の有意な変動や、自覚症状と診察所見の異常、その他の有害事象はまったくなかった。
正常者5人と高血圧者4人に、かつお節オリゴペプチドを3g(有効成分5mg)配合した味噌汁を6週間飲ませた。
その結果、いっさいの副作用は認められなかった。
また、収縮期血圧150mmHg、拡張期血圧90mmHg以上の21人を2群に分け、ペプチド配合味噌汁(上記と同じ内容)とプラセボ飲料を前期、後期の各6週間ずつ、両群の順番を入れ替えて摂取させるクロスオーバー試験を行なった.その結果、試験飲料の前期摂取群では収縮期血圧8.7mmHg、拡張期血圧6.9mmHg、後期摂取群では各9.8mmHg、4.7mmHg、それぞれ低下した。
血圧正常者4人(平均年齢45.5歳)、軽い高血圧症者22人(同41.4歳)に、カゼインのトリプシン加水分解物(カゼインドデカペプチド)の単回と連続の投与試験を実施した。
単回試験は、正常者4人にカゼインのトリプシン加水分解物(グラニュー糖、卵黄を含む飲料にして)を20g、40gを投与した。
この検査結果に異常が認められなかったのを確認後、軽い高血圧症者4人に0g、10g、20gを投与した。
さらに連続試験では、軽症高血圧者18人に10gを1日2回、4週間投与した。
その結果、単回投与では軽い高血圧症者におだやかな血圧低下傾向を示した。
連続投与では、軽症者で拡張期血圧が有意に下がった。
いずれの試験でも副作用はなかった。
イワシのサーディンペプチドは、イワシのすり身をアルカリプロテアーゼという酵素で加水分解して得られます。
かつお節オリゴペプチドは、微生物が分泌するサーモライシンという酵素でかつお節を加水分解して得られます。
「リゴペプチとは、アミノ酸の結合力もののことです。
「カゼインドデカペプチド」はアミノ酸が12個つながったACE阻害物質で、牛乳の主要タンパク質のカゼインをトリプシンで分解することで得られます。
イワシにしろ、かつお節にしろ、どちらも健康によい食品であることは従来も知られていましたが、こうした科学的試験により、それぞれのペプチドによ瑚ACE阻害作軸判明し、トクホにも活用されるようになったわけです。
しかし、トアポ食品を二次性再重圧症に用いるのは避けてください。
サプリメント食品のAcE阻害作用は医薬品の1000分の1程度しかなく、それゆえに副作用もなく、安全に長期摂取ができるのです。

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